ストローマンフォーラムでの講演
2023年08月12日
7月30日はインプラントの世界シェアNo.1メーカーであるストローマン(Straumann)のビッグイベントである、”ストローマンフォーラム”に参加してきました。国内で活躍するトップクラスのインプラント専門医の先生や大学教授の先生方に混じって、私も講演をさせていただきました。
私は「DX化が加速するインプラント治療」というセッションの中で、インプラント治療における口腔内スキャナの有用性や限界についてお話しさせていただきました。
口腔内スキャナはいまから約10年前に、私がハーバード大学に留学した際、アメリカの臨床現場で出会ったのが初めてでした。目の前で最先端のデジタルを駆使した型どりが行われているのをみて、「これからすごい時代が来る!」と確信したのをいまでも昨日のことのように覚えています。
2012年に帰国後、2015年頃よりようやく日本でも口腔内スキャナの認可がおり、私も使い始めました。以来、約6〜7年ずっと口腔内スキャナで型どりを行い、今に至ります。
現在では、保険収載されていないため、口腔内スキャナを活用できる治療はインプラント・自費のセラミック・マウスピース矯正に限られますが、患者さんにとって不快感がまったくなく、大変画期的なデジタル機器の1つです。